Raspberry Piのリビジョン
公開日:
電子工作 | Raspberry Pi
リビジョンの種類
現在、Rapsberry Piにはリビジョン1とリビジョン2と呼ばれる2つの種類が存在していて、この2つのリビジョンで外部入出力端子の並びが若干違った回路となっている。
ですので、Raspberry Piの外部入出力端子を使う時は、使うRaspberryPiのリビジョンを確認する必要がある。
ボードの見た目で判断する
良く見ると結構違うので、簡単に判別可能。
![]() |
![]() |
《Rev1の写真》 | 《Rev2の写真》 |
見た目で判断する場合、以下のポイントが分かりやすいかも。
cpuinfoの内容で判断する方法
catコマンドでcpuinfoの内容を表示
$ cat /proc/cpuinfo
cpuinfoの内容で表示されるRevisionは、リビジョンコードのことで、外部入出力端子の回路に影響する基板のリビジョン(PCB Revision)とは異なるので、以下の表を見て判断
ざっくり言うと0004以上がリビジョン2で、以下がリビジョン1
Revision Code | Model | PCB Revision | RAM |
0002 | B | 1 | 256 |
0003 | B ECN0001 | 1 | 256 |
0004, 0005, 0006 | B | 2 | 256 |
0007, 0008, 0009 | A | 2 | 256 |
000d, 000e, 000f | B | 2 | 512 |
詳細は、ここで(http://elinux.org/RPi_HardwareHistory#Board_Revision_History )
ボードの見た目で判断するよりも、こちらの方が正確で詳細が分かる。当然か・・・
早速、自分の持っているRaspberryPiのcpuinfoを確認してみると・・・
Model A
僕の持っているモデルAの方は、Revisionが0008でリビジョンは2となる。
と言うか、モデルAはリビジョン2しか無いか・・・
ちなみに、0008の製造はSonyらしい。
Model B
僕の持っているモデルBの方は、Revisionが000dでリビジョンは2。
000dの製造は、中国のEGOMANと言う会社らしい。
プログラムでリビジョンを判断
プログラムとか組むとき、リビジョンを自動で判断して動作させる方法は、ここ(http://raspberryalphaomega.org.uk/2013/02/06/automatic-raspberry-pi-board-revision-detection-model-a-b1-and-b2/)がサンプルを掲載してるので参考になるかも。
そのうち試す・・・
関連記事
-
-
Android+Arduinoでリモコン3のおまけ
Androidとは関係ないのですが、前回の記事 Android+Arduinoでリモコ
-
-
米粒AVRで温度計(STTS751使用)
前回までに紹介したI2CライブラリとLCDライブラリを使って作る、温度計のサンプルです。 温度
-
-
Raspberry Piのサウンドを試したら音が出なかった話
(これはX-WindowのVLCメディアプレイヤーのスクショ) Raspberry Piでは、
-
-
USBホストケーブルとUSBケーブルの違い
USBホストケーブル(OTGケーブル)と普通のUSBケーブルの違いは、USBホストケーブルとして振る
-
-
Android + Bluetooth + Arduino
以前書いた『気になる物』で紹介したBluetoothモジュールですが、本当に気になって実
-
-
Atmel Studio 6
米粒AVR(ATtiny10)の開発を行う為に、Atmel Studio 6.0をインストールし
-
-
PIC24FJ64GB002でADKを試す(その2)
前回「PIC24FJ64GB002でADKを試す(その1)」では回路の説明までしたので、
-
-
Android+Arduinoでリモコン3 その1(AndroidAccessory接続)
何度か、Android+リモコンのネタを書いたことがあるのですが、今回はAndroid Access
-
-
米粒AVRでリモコン送信機
米粒AVR(tiny10)を使った赤外線リモコン送信機を作ってみました。 これで送信できるのは
-
-
Raspbianの起動SDカードを再利用
一度、Raspbianのイメージを書き込んだSDカードは、フォーマットが違う為にWindowsでは利