Raspberry Piのスクリーンショット
公開日:
電子工作 | Raspberry Pi
ブログで使う用に、Raspberry Piのスクリーンショットを撮りたいと思った時、google先生に聞くといくつかの方法が見つかったのですが、そのうちのどの方法がいいのかわからないので、とりあえず、先生の解答の上位3つ
- ksnapshot
- scrot
- raspi2png
を試してみた時の備忘録
試してみた感想・・・
ksnapshot
X-Window上のスクリーンショットを撮るなら、このksnapshotがお勧め。
過去のブログ記事で使っているRaspberryPiのスクリーンショットは、このソフトを使って撮りました。
長所:GUI操作で簡単に使える
短所:サイズが大きい、インストールに時間がかかる。
scrot
apt-getでインストールが簡単で早いので、てっとり早く撮りたい人にお勧め
長所:軽量でインストールが早い
短所:コマンドで実行、X-Window上のスクリーンショットのみ
raspi2png
さまざまなシーンのスクショを撮りたいなら、raspi2pngがお勧め
長所:X-Windowだけでなくコマンドラインの画面が撮影できたり、(僕は未確認ですが)3Dアクセラレータを使った描画のスクリーンショットも撮影できるらしい
短所:コマンドで実行、apt-getが使えなくてインストールが面倒くさかった
ksnapshot
インストール方法
apt-getでインストールする。
$ sudo apt-get install ksnapshot
途中、インストールのディスク容量確認があって、yでインストールされる。
僕の環境では、インストール終了まで10分以上かかった。
スクリーンショット取得方法
起動画面
上部にプレビュー画面があり、
中央の[Take a New Snapshot]ボタンでスクリーンショットを取得
その後、下部の[Save As…]ボタンで保存すると言う流れ。
Capture Mode(キャプチャーモード)
- Full Screen(全画面)
- Window Under Cursor(マウスカーソルで指定のウィンドウ)
- Rectanglar Region(四角い領域を指定する)
- Freehand Region(フリーの領域を指定する)
- Section of Window(ウィンドウ内のセクションを指定する)
Snapshot delay(スナップショットの遅延時間)
少し遅らせてスナップショットを取得したい場合に、その秒数を指定する。
Include window decorations
モードでWindow Under Cursorを選んでいるときに、Windowのデコレーション(多分タイトル部分と思う)を含めるかどうかを指定
Include mouse pointer
マウスポインターを含めるかどうかを指定
参考サイト)
Raspbianでスクリーンショットを撮る – ORBIT SPACE
The KSnapshot Handbook
scrot
インストール方法
apt-getでインストール。
途中、インストールのディスク容量確認があって、yでインストールされる。
インストールは約1分程で終わる。(回線速度にもよるけど、比較的早い感じ)
スクリーンショット取得方法
GUIは無いので、コマンドとして実行するだけ
もしくは
スクリーンショットのファイルはカレントフォルダー(実行した時のフォルダー)に
現在日時_サイズ_scrot.png
と言う名前で作成される。
例えば 2013-12-13-164102_1360x768_scrot.png
オプション
- -h ヘルプ表示
- -s マウスでウィンドウを指定
例)scrot -s - -b ウィンドウの枠(タイトルとか?)も同時に取得(-sを指定した時に有効)
例)scrot -s -b - -d 遅延秒数指定
例) scrot -d 5 - -c カウントダウン表示(-dを指定した時に有効)
例)scrot -d 5 -c
まだ他にもオプションがあるので、 その他のオプションはヘルプ表示を参照してください。
参考サイト)Raspberry Piでスクリーンショット – だれよりも強く生き抜きたい!
raspi2png
インストール方法
1.PNGライブラリのインストール
先ず、必要なPNGライブラリをインストールしておく。
$ sudo apt-get install libpng12-dev
2.raspi2pngのソースファイルを取得する
適当なフォルダーにwgetでソースファイルをダウンロードする。
$ wget https://github.com/AndrewFromMelbourne/raspi2png/archive/master.zip
3.ダウンロードしたzipファイルを解凍する
unzipコマンドでzipファイルを解凍する
4.ソースをmake
ソースファイルを解凍すると、raspi2png-masterフォルダに展開されるので、移動する
そこで、makeを実行してコンパイル
これでraspi2pngの実行ファイルができあがりです。
5.実行ファイルをコピー
makeで出来上がった実行ファイルはそのままでも使えるのですが、PATHが通ってなくて使いにくいので、とりあえず、PATHの通ったフォルダーにコマンドをコピーしておきます。
(Linuxの作法とか知らないのですが、とりあえず/usr/local/binにコピーした・・けど良いのかな?)
$ sudo cp raspi2png /usr/local/bin
/usr/local/bin に raspi2png ファイルが出来ているか確認して、
これで準備完了。
スクリーンショット取得方法
scrotと同様にGUIは無いので、コマンドとして実行するだけ
もしくは
スクリーンショットのファイルはカレントフォルダー(実行した時のフォルダー)に
snapshot.png
と言う名前で作成される。名前の自動生成の機能は無くて、常に上書き。若干不便。
オプション
- -h ヘルプ表示
- -d 遅延秒数指定
例) raspi2png -d 5
その他のオプションはヘルプ表示を参照してください。
参考サイト)
Raspberry Pi の Minecraft(Minecraft Pi)の画面のスクリーンショットを撮る方法 – 僕は発展途上技術者
https://github.com/AndrewFromMelbourne/raspi2png
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