赤外線リモコン受信機(イヤホンジャック接続)のアプリ
前回の赤外線リモコン受信機(イヤホンジャック接続)の回路 を使う為のAndroidアプリの紹介です。
インストール
GooglePlayにアップしました。
|
使い方
当アプリは、ランドスケープ(横画面)専用です。
起動直後にはこのような波形表示の画面が表示されます。
上部の灰色の部分は、受信した波形を表示するビューです。
その下にある2つのスライダーは、右(小)は倍率、左(大)は表示位置。
リモコン受信方法
受信開始ボタンを押すと、画面には受信待機中のダイアログが表示されます。
この状態の時に、受信回路に向けてリモコンを送信してください。
リモコンを送信するときは、 リモコン側の送信LED、受信回路側の受信LEDをくっつけた状態で、リモコンボタンを押してください。
受信が正しく行われると、画面に波形が表示されます。
上部の波形(水色)は、生データ(マイク入力からの受信データをそのまま)を表示しています。
下部の波形(緑色)は、生データを基にデジタル化したデータを表示しています。
受信失敗例
デジタルデータが正しく表示されていない場合、受信失敗です。
上の画像は、受信LVが低く正しくデジタルデータ化できていない状態です。
フォーマットの解析結果を見る
正しくリモコンが受信できた後、フォーマット解析ボタンを押すと、iアプリやシャープのリモコンAPIで使えるフォーマットの解析結果の画面にきりかわります。
※但し、対応しているのはNECフォーマット(家電協会フォーマット?)・Sonyフォーマットのみです。
左はHigh/Lowの時間データの詳細、右にフォーマットデータ。
信号データの読み込み・保存・クリア
波形表示の画面で、メニューボタンを押すと、「読込 」「保存」「クリア」を選びます。
「保存」「読込」では、SDカードへwav形式のファイルとして保存と読込ができます。
※注意・他のアプリで作成した wavファイルを読み込まないで下さい。
対応端末
このアプリ・回路は、IS05、GalaxyNexus、XOOM、NexusOneで動作を確認しています。
ROMは全て公式ROMで、カスタムROMでは動作しないと思います。
その他の機種で動かない場合は、このアプリで保存したwavデータを送って頂けると対応できるかもしれません。
関連記事
-
-
androidで気圧・高度計(LPS331AP使用)
Androidと大気圧センサー(LPS331AP)をイヤフォンジャックで繋いで気圧と高度、ついで
-
-
米粒AVRでシリアル通信(ただし送信だけ)
米粒AVR(ATtiny10)にUART機能は搭載されていないので、シリアル通信を行う為には自前
-
-
秋月のリアルタイムクロック(RTC)モジュール
今回は秋月電子のI2C接続のリアルタイムクロック(RTC)モジュールを買ったので、ちょっと試してみま
-
-
Wimeji Client for Arduino
前回紹介したWimeji Client for WindowsXPをArduinoでやってみました。
-
-
Android+Arduinoでリモコン3 その1(AndroidAccessory接続)
何度か、Android+リモコンのネタを書いたことがあるのですが、今回はAndroid Access
-
-
米粒AVRで小型8連ナイトライダーを作ってみた
米粒AVR(ATtiny10)を2つ使って、8つのLEDを順番に点灯しています。 &nbs
-
-
Arduino + USBホストシールド で ADK を試す(その3)
「Arduino + USBホストシールド で ADK を試す(その1)」では、Android上のア
-
-
米粒AVRでSoftModem的なこと
米粒AVRとAndroidを繋いで、データのやりとりを行ってみたいと思います。 2つを繋ぐイン
-
-
米粒AVRでSoftModem的なこと その2
前回は「米粒AVRからAndroidへデータを送る」ことを試しました。 今回はその逆の「And
-
-
Android+Arduinoでリモコン4(Microbridge接続)
前回AndroidAccessory接続で作った赤外線学習リモコンを、今回はMicrobridge接
Comment (26件)
SoundIR Analyzer使ってみました。
ヘッドセット用4極ミニジャックが汎用入出力ポートとなり、学習リモコンが簡単に作れそう。
すばらしいです。
要望:
1.極性反転機能
受信感度上げるため赤外線受光素子で制作。
無入力時は’Hi’が一般的と思われますがソニーを
入力するとNECフォーマットと認識されました。
理論を反転するオプションがあればいいです。
2.データ順序反転機能
他の解析ソフトではLSBファーストが多い?ので
8bit単位のLSBファーストを望みます。
素晴らしい取り組みなので応援させて頂きます。
コメントありがとうございます。
極性反転機能につきましては、いずれ実装したいと思います。
データ順序反転機能につきまして、これは単純にLSB・MSBの順番を入れ替えれば良いのでしょうか?
ちなみに、りんりんさんのお使いになっている「他の解析ソフト」は教えて頂けますか?
返信ありがとうございます。
極性反転機能の件、実装を気長にお待ちします。
データ順序の件、今まで私が使ってきたソフトは全てLSBファーストでした。
■解析結果例(HEX):
SONY TV on/off A9,00 ⇒ 95,00(LSB fast)
■使っている解析ソフト:
・TOMCAT様
PICマルチメーカー対応赤外線リモコンコード解析器
・BitTradeOne様
USB接続赤外線リモコンキット
・TeamKNOx様
GB-REM(ゲームボーイカラー版)
・書籍「PIC応用装置」赤外線解析リモコン(鈴木哲哉様)
可能でしたら表示の切り替えを実装して頂けると助かります。
よろしくお願いします。
↑スペル間違えました。
誤)LSB fast ⇒ 正)LSB first
そういえば一度だけMSB firstを使った事を思い出しました。
iモードアプリ製作で赤外線リモコンAPIの引数がMSB first、MSB⇔LSB変換ルーチンを実装して対応しました。
返信ありがとうございます。
先ほど、新しいバージョン 1.2.0をアップしました。
極性反転機能につきまして、
このバージョンでは、メニューボタンを押すと、「設定」の項目が選べるようになっています。
一番上にある「自動設定を使う」のチェックを外して、「位相反転(受信)」にチェックを入れることで、極性反転機能が有効になるはずです。
データ順序反転機能につきまして、とりあえず、結果表示にLSBファーストも同時に表示するようにしてみました。
各バイトのビットの並びを反転しただけの物ですが、この認識で合っていますか?
LSBファーストの解析ソフトって沢山あるんですね。
自作の物ばかり使っていたので、知りませんでした。
勉強の為、他のソフトも試してみたいと思います。
教えて頂きありがとうございました。
早速ご対応して頂けるとは、感謝です!!!
確認したこと:
・メニュー⇒設定の項目が見えません
私の操作が間違っているのでしょうか?
・Lengthが1つ減りました
例)SONY 12,15,20 ⇒11,14,19 (bit)
・↑その関係か、最後のバイトが合っていません
もしよろしければメールで詳細確認させて頂きましょうか?
タブレットで波形が見えて、とても気に入ったソフトなので応援したいです。
よろしくお願いします。
ろくに確認せずにアップしたので、設定の項目が見えないままになっていました。ごめんなさい。
Ver 1.2.1をアップしましたので、この件は解決していると思います。
Lengthが1つ減ったと言うのが、ちょっと分からないのですが、
ソニーのフォーマットで、本来12ビットのものが11ビットと、1ビット少なく認識されると言うことでしょうか?
極性反転機能追加の件、設定メニューで確認しました。早速のご対応に感謝です!
データ、データ長の件はややこしいので実例を挙げて2~3日中に別途相談させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
メール拝見しました。
ご教授頂きありがとうございます。
先ほどアップしました、ver1.2.2で修正できたのではないかと思います。
また、お暇な時にでもお試し下さい。
よろしくお願い致します。
SONYフォーマット解析、大丈夫みたいです。
念のためもう少し確認続けます。
迅速なご対応ありがとうございました。
無理なさらず、すばらしい開発を続けてください。
ご確認頂きありがとうございます。
また何かありましたら、ご指摘下さい。
よろしくお願い致します。
はじめまして
大変興味深くブログを拝見いたしました。
電子回路等にはあまり明るくありませんが、このブログ
にある受信機を作成、アプリもダウンロードして使ってみました。
そこで一点質問なのですが、受信機で取得した音声データ
を、
最近よくあるLEDを二つイヤホンジャックに直づけするような、簡易的な送信の機器でも利用することはできますでしょうか(カメラのリモコンとしてよく使われているようです)?
試してみたのですが、動かなかったのでやはりこのブログで公開されている専用の送信機が必要なのでしょうか?
何卒宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
このアプリで作成したデータは、LEDを直付け用のデータとは異なったデータとなります。
ですので、送信するには僕が公開しているような送信機が必要となります。
ちなみに、僕もLED直付けでなんとか使えないか試行錯誤したのですが、残念ながら僕の知識では無理でした。
ちなみにHALさんは、LED直付けでカメラのリモコンとして実際に使えたアプリはありますか?
他にも何か参考になる情報があれば教えて頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
ご返信ありがとうございました。
ご連絡おそくなりもうしわけありません…。
専用機器が必要なのですね。
音声信号でリモコンを実現するアプリはいくつかあるよう
ですが、やはり専用の機器を購入してそのシリアルナンバー
を入力して利用するようなものが多いようです。
シリアルナンバーまで求められるのですか。
それだと気軽に試してみるということは出来そうもありませんね。
どうも、有難うございました。
当方もIS05を保有しており、早速ブレッドボードで組んで、IS05にインストールしようとしたら、2.3.4のせいか「対応していません」となります。
(こちらはQRコードをカメラで読み取ってマーケットアプリからアクセス)
s2jp.comをブラウザで開いてリンクでgoogle play サイトを開いた場合は、(ブラウザのレイヤー処理がおかしくて難儀しますが)インストールできたようなのですが、アプリホーム一覧には出て来ないです。
普通のメジャーアップデートで、カスタムROMでもないと思うのですが、なんででしょうねえ?(ベースバンドは01.01.04)
折角のアプリなので他のandroid端末も調達してみますね。
コメントありがとうございます。
謎の現象ですね。
アプリのマニフェストではAndroid 1.6~4.2に設定しているので、2.3.4でDL出来ないのは原因がよくわかりません。
なんならAPKファイル送りましょうか?
お手数かけますが、apkファイルの送付、よろしくお願いします。
sk17aでちょこちょこ遣っていたので少々心得はあると思います。
今朝方、コメント書き込み時に入力して頂いたメールアドレス宛にお送りしました。
ご確認ください。
早朝にありがとうございました。
usbドライバのインストールに手間取りましたが、インストールできました。
カーナビ専用のチューナ(NVP-DTA12)のリモコン(NVP-RDTV9)の電源信号を読ませたところ、NECフォーマットと判明。
ナビ本体の操作がメインのマルチリモコンのNVP-RDTV1は、なぜかOverflowでした^_^;
DVDプレーヤーのEverGreenのP200CもNECでした。
余談ですが手持ちに1μマイラがなく、試しに0.1μを用いましたが、読み取ってくれました。抵抗も400k→470k、2k→2.2kで代用でした。
続報?です。
こちらもUSBキャップを流用して収納しました。
IS05を充電しながらだとOverflowを起こしやすいようです?
NVP-RDTV1は、長押しせず、軽く押して短く発光するようにしたところ、取り込んでNECと認識しました。
私もandroidでのエアコンリモコンのコントロールを試みており、このサイトは大変参考になっております。少し前ですがLED直付けが話題に挙がっていたので情報共有します。
調べたところLED直付けタイプはiPhoneでよくみられますが、android端末は一般的に出力が弱く、同じ方法ではリモコン信号を出力できないようです。私はマイコンプログラミングができないため何か他に手はないかと探したところ、海外製品ですがIrdroidというものが見つかりました。どうやら38kHzの音声信号をLM386で増幅してLEDを光らせているようです。試しに他の増幅用ICを使って38KHzの音声信号を入れてみたら、ちゃんとエアコン本体からリモコン信号として認識されました。
FutabaさんのSoundIR Analyzerからこの形式のwavファイルが出力できると大変助かります。もしまだ開発継続されているようであればご検討いただけないでしょうか。
情報ありがとうございます。
iPhoneとAndroidとでは音声出力の強さが違うのですね。
私も色々試してみたのですが、どうしてもLEDが光らすことが出来ず断念してました。
Irdroidと言うアプリも便利そうですね。
今度時間のある時に試してみたいと思います。
はじめまして、このサイトを参考に受信回路を作り、古いAndroidスマホにインストールして非常~~~に活躍しております。早速ですがお願いがございます。
Android4.42以降でも使えるようにしていただけると助かります。
私からもAndroid4.2.2以降でダウンロードできるように対応を望みます。よろしくお願いいたします。