Android + Arduino でリモコン2 (softmodem接続)
以前、LAN接続のリモコン Android + Arduino でリモコン と言うものを作ったのですが、今回はSoftModem接続で作ってみました。
以前、 Android + Arduino でリモコン と言うのを作りかけで放置して、気付けば1年以上過ぎてしまいました。
今回作ったのは、前はLAN接続だったものをSoftModem接続で通信できるようにしたものとなっています。
入れ物は、みなさんご存知フリスクのケースです。
ハード
Arduino Duemilanove のブートローダーを書き込んだ、ATMega328pを使っています。
動作クロックは16MHz。
電池はCR2032で3Vなのですが、クロック16MHzで動かす為に、5Vへ昇圧しています。
SoftModemの回路は、arms22さんが公開されている回路を参考にさせて頂いきました。
フリスクケースに収める為、チップ抵抗・チップコンデンサ・等々、チップ部品を使用しています。
AVRも基板に直付けです。 なので、プログラムの書き込みにはAVRをICクリップで挟んで行っています。
ソフト
SoftModemの処理には、これまたarms22さんが公開されているライブラリを利用させて頂いています。
リモコンの送受信の部分は、以前作った物を流用。
変更点は、SoftModemで通信速度が遅いのでできるだけ送受信するデータ量を少なくした点と、リモコン送信の際の38kHz変調に利用していたtimer1をtimer2に変更した程度(SoftModemライブラリでもtimer1が使われていて競合するので)
開発はブレッドボードを使って行ってます
アプリ(Android)
これも前回の物をほぼそのまま流用です。
SoftModemの処理には、Softmodem Terminalを作った時のライブラリを使っています。
問題点
電池に相当無理がかかっているようで、電源ONから1分も経たないうちに使えなくなります。
電源切って、しばらく休ませると、また使えるようになったりします・・・
テスターで電流を計ったところ、アイドル時で30数mA程、リモコン送信時には80mA程、流れているようです。
電池の消費とか考慮して、本当は電池を直結にして8MHz動作で作ろうと思っていたのですが、8MHz動作にするとどうもSoftModemの受信精度が悪くなってしまって、今回は仕方なく5VDCDCコンバーターを挟んで16MHz動作で作りました。
原因は僕の作ったAndroid側のSoftModemライブラリにあるので、また時間が有るときに改良したいと思いますorz
最後に
イヤホンジャックに接続するリモコンデバイスは結構多くの方が作ってるみたいで、特に目新しい物じゃないのですが、今回訳有ってネタとして作ってみました。
海外ではこう言うのも市販されていたりするそうなので、欲しい人は作るより買った方が早いかも。
ちらっと見た感じでは、電源をイヤホンジャックから取ったり、AVRとか使わず直接LEDをコントロールしたりしてるっぽいです。 凄いです。 ただし、Androidに対応してるかどうかは分かりませんが・・・
あと、国内では、SHARPの端末 IS05や005SHが赤外線リモコンに対応していて、先日コントロールする為の赤外線リモコンAPIが公開されました。(対応機種)
これに対応したアプリ作りたいなぁ・・・誰か端末くれないかなぁ( ´_ゝ`)
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