赤外線リモコン受信機(イヤホンジャック接続)の回路

soundIR - 受信中 

前回からだいぶと時間が経ってしまっていますが、今回はイヤホンジャック接続のリモコン受信機の回路を紹介したいと思います。
小出しで申し訳有りませんが、今回は「回路のみの紹介」でリモコン信号の解析用アプリはまた次回と言う状態です・・・

 

 

回路の仕様

赤外線リモコンの信号解析用の受信機です。
Android端末のイヤホンジャック(マイク入力)に接続して利用します。
リモコンのセンサーには、赤外線LEDを使います。
赤外線LEDの起電力を直接マイク入力で受信するので、外部電源は不要。
ただし、LEDの起電力は非常に弱く、受信用LEDと送信用LEDを密着させた状態で利用する必要があります。
現在、この回路の動作確認が出来ているのは、IS05、GalaxyNexus、XOOM、NexusOneだけです。その他の機種では動かない可能性があります。
 

部品リスト

部品 数量 記号 備考
赤外線LED 1 LED1 受信用赤外線LED
抵抗 – 2k 1 R1 無ければ近似値の物
抵抗 – 100k 1 R2 無ければ近似値の物
抵抗 – 400k 1 R3 無ければ近似値の物
コンデンサ – 1u 1 C1 積層セラミックコンデンサでOK
4極プラグ 1    
       

 

赤外線LED

赤外線LED OSI5FU3A11C
赤外線LEDであれば大抵の物が使えると思います。 ただし、秋月で扱われている物の中には、動作確認用に赤色LEDが付いた赤外線LEDがありますが、このタイプの物は今回の回路には使えません。 3mmでも5mmでも、どちらでもかまいませんが、小さく作りたい場合は3mmを選ぶ。(写真の物はOSI5FU3A11C

4極プラグ

100均イヤホンマイク
4極プラグはあまり販売されているのを見かけませんが、100均で売られているスマートフォン用のイヤフォンマイクを分解して使うのが入手しやすくお勧めです。 今回の回路の用途であれば、ケーブルもそのまま使えます。 モノラルタイプの方がステレオタイプに比べてケーブルがシンプルなので特にお勧め。

 

回路図

 soundIR 受信機 回路図

詳しい仕様は知りませんが、抵抗R1は4極プラグにマイクが接続されていることをスマートフォンに知らせる為のもので、この抵抗が無ければマイク入力が機能しません。
1k程度だと反応しないものが有るので2k程度が良いんじゃないかと思います。

ブレッドボード

ブレッドボード
ブレッドボードで作っても動作します。

 

解説

4極プラグのピンアサイン

4極プラグ・ピンアサイン
Androidの多くで採用されている4極プラグのピンアサインは、先端から左チャンネル(L)・右チャンネル(R)・グランド(GND)・マイク入力(MIC)となっているようです。
※中には違う物もあるかもしれません。

100均イヤホンマイク

イヤホンマイク 分解1
100均のイヤホンマイクのマイク部分は簡単に分解できます。

イヤホンマイク 分解2
丸い円柱状の物がマイク。
分解して、イヤホン側のケーブルを切断、マイク側の配線の半田を溶かして、利用すると作りやすいと思います。

小さく作る

チップ部品
前回の記事で紹介した受信機は、基板に秋月の16ホールユニバーサル基板(2.54mm)、抵抗やコンデンサは1608サイズのチップ部品、ケースにはUSBメモリキャップを利用して作りました。

半田付けした基板
半田付けするとこんな感じです。
中心の4つのホールに配置しています。

穴を開けたUSBキャップ
USBキャップに赤外線LEDを通す穴(3mm)を開ける。

USBキャップに基板を挿入
基板を挿入

接着剤を充填soundIR - レシーバー
接着剤を充填して完成です。

 

使い方

まだ解析用のアプリを公開していないので使い方も何も無いのですが、動作確認としましては適当なボイスレコーダーアプリを使って録音すれば、リモコンのデータを確認することができます。

先ず、レコーダーアプリを録音状態にして、

送信LED・受信LED
リモコン側の送信用LED、作った回路の受信用LEDを確認して、

送信LED・受信LEDをくっつける
送信LED・受信LEDをくっつけた状態で、リモコンボタンを押す。
すると、リモコンの信号を音として保存することが可能です。

soundIR waveデータ

上の波形データは、IS05を使ってシャープのTV(AQUOS)の電源ボタンを録音した際のサウンドデータ。
次回は、この波形からリモコン信号を解析するアプリを公開・紹介したいと思います。

 

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